この数年メディアを騒がせている「たぬきケーキ」をご存知でしょうか?ニュースやTV、SNSでも拡散されているほか、最近ではガチャガチャのマスコットになったりとレトロ好きな若い世代の間でも話題になっています。
今回のぐらんぱどでは、地元でひっそり生き延びているという噂のたぬきケーキたちにスポットを当ててみました。
そもそもたぬきケーキってどこからやってきたんでしょうか…。
全国的な存在になったのは昭和40~50年代頃で、数多くあった町のケーキ屋さんで作られていました。発祥については諸説あり、うやむやになっている部分も多いケーキなんだとか。
一般的にスポンジ生地の上にバタークリームを絞りチョコレートでコーティングしたものがベースになっています。当時はたぬきを含め、保存がきくバタークリームのケーキが主流でしたが、冷蔵技術の進歩と共に生クリームが普及すると扱うお店や作り手も減少し、現在では《絶滅危惧種》と言われるようになってしまいました…。
そんな多様化する洋菓子界で荒波に揉まれつつも、根強いファンに支えられて生き延びてきた「たぬきケーキ」。身近な野生動物としての親近感からか、「捕獲」と称してケーキを購入するマニアが増えているのも面白いところです。
今日までたぬきケーキと出会いがなかった方も、お久しぶりな方も、懐かしい思い出やご家族と共にぜひ捕獲して楽しんでみてください。