飲食

特集|たぬきケーキを 捕獲せよ

  • 閲覧数:1139

この数年メディアを騒がせている「たぬきケーキ」をご存知でしょうか?ニュースやTV、SNSでも拡散されているほか、最近ではガチャガチャのマスコットになったりとレトロ好きな若い世代の間でも話題になっています。
今回のぐらんぱどでは、地元でひっそり生き延びているという噂のたぬきケーキたちにスポットを当ててみました。

そもそもたぬきケーキってどこからやってきたんでしょうか…。

全国的な存在になったのは昭和40~50年代頃で、数多くあった町のケーキ屋さんで作られていました。発祥については諸説あり、うやむやになっている部分も多いケーキなんだとか。

一般的にスポンジ生地の上にバタークリームを絞りチョコレートでコーティングしたものがベースになっています。当時はたぬきを含め、保存がきくバタークリームのケーキが主流でしたが、冷蔵技術の進歩と共に生クリームが普及すると扱うお店や作り手も減少し、現在では《絶滅危惧種》と言われるようになってしまいました…。
そんな多様化する洋菓子界で荒波に揉まれつつも、根強いファンに支えられて生き延びてきた「たぬきケーキ」。身近な野生動物としての親近感からか、「捕獲」と称してケーキを購入するマニアが増えているのも面白いところです。

今日までたぬきケーキと出会いがなかった方も、お久しぶりな方も、懐かしい思い出やご家族と共にぜひ捕獲して楽しんでみてください。

ブレロ:400円

ブレロとはフランス語でアナグマの意味。たぬきのようなディティールは、他の動物に見えてもOK、豊かな想像力で楽しんでもらいたいという店主の想いが込められています。ココアスポンジ×コーヒークリームの組み合わせが粋。

モンテリマール洋菓子店

☎04-2928-5960
住所/所沢市上新井4-68-8
営業/10:00~19:00 
休/不定休/Pあり

[GoogleMapで見る⇒]


たぬき:280円

創業45年、地元で愛され続けている洋菓子店のたぬき。昔ながらの製法のココアスポンジとクリームを使った品のある甘さのケーキは一口食べると優しい記憶がよみがえります。1日40個程度の販売なので捕獲はお早めに。

ファンフル洋菓子店

☎042-325-5722
住所/国分寺市本多2-1-1 
営業/9:30~21:00
休/不定休

[GoogleMapで見る⇒]


タヌキ:330円

絶滅させないよう時代に合わせて目や頭のパーツを大きくするなど工夫してきたというタヌキは丸々として愛嬌いっぱい!巨大タヌキのホールケーキ「たぬきのおやぶん(要予約)」やタヌキが覗くホールのバタークリームケーキもあります。※商品の取り置き、配送等は行っておりません。

フランス製菓

☎03-3930-2255
住所/板橋区赤塚2-2-5
営業/10:00~20:00 休/毎週火曜定休

[GoogleMapで見る⇒]


ミニ・ボレロ:378円

数年前からリクエストに応え復活したというボレロはレーズン入りのマドレーヌがベース。手のパーツにもバタークリームを使用し、飽きのこないよう試行錯誤を重ねた結果、可愛いらしい子狸の姿になりました。季節によって限定の姿に変身するところも捕獲の楽しみが広がります。

ナカタヤ 大泉学園本店

☎03-3924-8102
住所/練馬区大泉学園町7-19-11
営業/10:30~18:00 休/木曜定休/Pあり

[GoogleMapで見る⇒]

バックナンバー