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長閑(のど)やかな子ノ権現を歩く

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いつまでも丈夫な足腰を願い


本尊:十一面観音、子ノ聖 ほか ※御本尊様は秘仏のため子年のみ公開しています。今回特別に本堂内の様子を撮影させていただきました。

立地が山頂ということもあり、子どもの頃に遠足やハイキングで訪れた記憶も多い子ノ権現。
子ノ権現 天龍寺 〈天台宗の寺院〉は、平安時代の延喜11年(911年)に創建されました。子ノ聖(ねのひじり)という僧侶がこの地に十一面観音をお祀りし、天龍寺を創建されたことに始まります。その道中、魔火のため足腰を傷め苦労したという子ノ聖を後に弟子が祀ったことから、現在では足腰守護の神仏として信仰されています。
歳を重ねるごとに不安になってくる足腰の健康を願い、近年ぎっくり腰に悩んでいるスタッフと共に訪問してきました。

~魅力満載の境内~
履物にまつわるものが多く奉納されている境内は、足腰の調子が良くない方を始め、スポーツ関係からハイキング愛好者、更には自転車・バイクの無事故交通安全を祈願される方まで多くの方がお参りされています。

■不動明王立像(木造) <飯能市指定有形文化財> 貴重な平安仏は本尊の厨子と並んで安置されています。 像高101.7㎝の一木造。

■二本杉(推定樹齢800年) <埼玉県指定天然記念物> 子ノ聖が食後に刺した箸(杉の枝)が根付いたものと 伝えられています。落雷により大きな損傷ができるも健在。

■鉄の大わらじ 重さ2トン!日本一の鉄わらじ。 他にも夫婦の鉄下駄や巨大ハイヒールなど履物にまつわるもの多数あり。

■巨大な白い手 市内にアトリエを構えている彫刻家から奉納。衛星に映った手が光って見えたことからメディアでも取り上げられ話題に。 ※危険なので掌に乗ることはご遠慮ください

■眺望処 眺望処や駐車場からは東京方面が見えます。良く晴れた日にはスカイツリーが見れることも。(ガスで霞みやすいので冬がオススメ)

■本坊・寺務所 以前は宿坊としても使用されていたとのこと。御朱印や御守りなどもこちらで頂けます。

■梵鐘 注意書きに従って鳴らすことができます。


標高:640m 住所:埼玉県飯能市大字南461(駐車場あり)
交通:西武秩父線「吾野」または「西吾野」駅から徒歩約90分(ハイキング道)
※車道から登ることもできますので、体調に不安がある方でもお参りすることができます。

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