所沢牛のはじまりとブランド化について
見澤「最初はカレーを作ったり、地元のフェスティバルで肉を売っていました。全て使いきれないんで、澁谷さんにお店で使ってもらったんですよ。その当時は他にも牛農家があり、自分も見澤牛として売っていました。」
澁谷「こんなに美味しい牛肉なのに地元ではあまり出回らず、市場に出れば「埼玉県産」としか表示されない、気づかれないのは残念ですよね。」
見澤「所沢で作ってる牛なんだから「所沢牛」って名前にしようよ。地域性のある名前を使ったこっちの方がいいよ。っていう流れで(笑)」
仲良しの牛を紹介してくれる生産者の見澤孝仁さん
共通の知人を通じて知り合ったという澁谷正則さんは、料理人であり、OECマルシェ株式会社代表取締役でもあります。【食と人とを笑顔でつなげる】をスローガンに店舗経営やケータリング、飲食コンサルティング、農畜産物事業など幅広く活動しています。
2017年には、地元有志数人と地元の経済活性化と街づくりを目的に「所沢ローカルファースト事業団」を設立し、第一号プロジェクトとして「所沢牛魅力創出プロジェクト」を立ち上げ「焼肉べこ助」をオープン、イベントに出店するなどして所沢牛の普及に努めています。
最近では西武所沢S.C.に入っている三重の老舗精肉店「柿安」さんでも取り扱われるまでになりました。何でも社長さん自ら食べて美味しいかったとお声がけしてもらったのだとか。
所沢牛の仕掛け人、OECマルシェの澁谷正則さん
「お肉のプロから美味しいって言ってもらえるのは嬉しいよね」と見澤さんも笑顔。「名前をつけてから3年、やっと皆さんにも知っていただいて、食べてもらえる環境ができた。そこまでが本当に大変でした。」と澁谷さんも感慨深い様子です。
所沢牛を盛り上げていくために…
「まずはとにかく地元の人たちに食べてみてもらうしかないね」と見澤さん。「ひとりでも多くの方たちに手に取ってもらうためにも、価格以外の付加価値をつけていくことも今後は必要」とも。
澁谷さんが手がけている小手指の精肉店「所沢牛ミートセンター」ではご自身を含め、飲食店で使ってもらう目的でスタートしましたが、今後は飲食店だけでなく、一般の家庭でも食べられる商品を増やしていけるようにと考えています。
人を繋げ、地元を元気に
私たちは、地元生産者さんたちを繋げ、生産者さんの思いを伝えながら加工・流通を広げていき、最終的に「地元のものって美味しいね!」と消費者さんに感じてもらいたいと考えています。それが地域の活性化につながり、「地産地消」であると思っています。
所沢牛はもちろんですが、所沢市には美味しいものがたくさんあります。その美味しいものを地元の皆さんに是非、もっともっと食べてもらいたいですね。
所沢市の「地産地消」にこだわった商品を多数取り揃えて、安心・安全の食を皆様にお届けしています。
小手指駅から徒歩約7分、小手指陸橋下にお店を構える「所沢牛ミートセンター」。
印象的な牛の絵が描かれたシャッターが開いているところを見る機会は少なく、通りがかりに気になっている方も多いのではないでしょうか。
こちらは所沢牛卸売メインの精肉店のため、店頭販売は毎月特売日の2日間限定。一頭買いした所沢牛を卸売・小売・ネット通販などで販売しています。牛肉の様々な部位は勿論、ハンバーグやソーセージなどの加工品も販売しているので、この機会に是非チェックしてみてください。
特売日以外の日は、ネット通販で新鮮な状態の所沢牛を購入することも可能です。
ミートセンター
所沢市小手指町2-13-5
℡04-2941-2289
☆2日間限定の特売日については、Facebookやホームページなどで告知しています。
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